クレジットカードとのつきあい方(I)
お金の話で違和感を感じることの一つに現金主義がある。
現金主義の最大の利点として「手持ちの現金の範囲内で買い物をすれば、
現金が見えないクレジットカード払いより無駄遣いが抑えられる」
としている。手元に現金が無ければ買わないことによる節約効果は認めるが、
あえて異議を唱えたい。
異議1・光熱費、通信費など後払いの扱いが難しい
現金主義は持っている現金の範囲内で買い物するはずが、
持っていても使えない現金を別管理する必要が出てくる。
異議2・自分のお金を時系列でとらえることを避ける意図が見える
借金が怖いのは分かるし、見えないものにひどい目に遭う危険を避ける点で、
現金主義は優秀だが、生活の安定には視野が狭い。
日々の生活では収入を見込み、先月の支払いを準備することで生活の安定を図っている。
はっきり見えないから見ないでなく、
はっきり見えないから見つめる態度がより望ましいのではないだろうか。