ファイナンシャルプランナー大森信侍の日記

ファイナンシャルプランナー 大森 信侍(おおもり しんじ)がお金に関する事をつづる日記です。

毎月配当投信を買おうとしているあなたへ

ファイナンシャルプランナーから言えることは、

毎月配当投信は、扱いが難しい商品だということ。

第一に、配当を目的で保有するので、基準価額の変動時の対応が遅れる。

具体的には基準価額が下落したならば損きりのために売却できるのか、

基準価額が上場したならば利益確定で売却できるのかということ。

第二に、お小遣い確保をもくろむ人向けの商品であること。

もうけるための仕組みを犠牲にしていることは、多くの人が批判している。

 

 

それでも毎月配当投信を買いたいあなたには、

お金に対する品性と現状認識を問い直したい。

 

 

例えるなら、あなたが家計を奥さんに任せている、

サラリーマンの亭主だとしてみる。

物入りで家計が厳しい月に奥さんが

「今月厳しいから、お小遣い半額で我慢して。ボーナスで穴埋めするから」

と言う奥様と、

「今月厳しいけど、なんとかやりくりしてみるわ」

と言う奥様、どちらが良い奥様だろうか。

 

 

 

 

前者はわかりやすいが負担が発生し、

後者は負担は無いが、やりくりの方法が不明だ。

やりくりの方法は、倹約か、借金か、貯金の取り崩しか、

いずれにしろ無いものはどこかからか持ってくるしか無い。

投信運用会社は家族ではない。信じることが幸せにつながると、

言いがたいのが金融界の実際だろう。

気ままに使えるお金が欲しいからとたどり着いたのが、

毎月配当投信だとしたら、投資の実際が見えていないと自覚するべきだろう。

クレジットカードとのつきあい方(II)

クレジットカードを複数枚持ちたくなる理由は結構多い。

ポイントサービス、付帯保険、その他カード独自のサービスなど、

年会費無料のカードなら費用負担は無いからなおさらである。

 

ただ、クレジットカードを支払いツールととらえた場合、

請求締め日から銀行口座引き落とし日までの期間の存在、

いわゆる支払いサイトの特性を考えた時系列の考え方が必須だ。

短いカードだと最短一ヶ月をきる一方、長いカードだと二ヶ月超もある。

 

あんまり考えず使うと、前月と前々月の請求がまとめてくる月が出て、

慌てるはめになったりする。(実話だったりして)

 

一回払いで手数料無料なら、支払いまでの期間が長いほうがいいと考え方は、

支払いを待ってもらうことが(払うはずの)利子分が儲かる意味では正しい。

しかし、支払いを忘れて後で慌てることが無いように注意が必要だ。

クレジットカードとのつきあい方(I)

お金の話で違和感を感じることの一つに現金主義がある。

現金主義の最大の利点として「手持ちの現金の範囲内で買い物をすれば、

現金が見えないクレジットカード払いより無駄遣いが抑えられる」

としている。手元に現金が無ければ買わないことによる節約効果は認めるが、

あえて異議を唱えたい。

 

異議1・光熱費、通信費など後払いの扱いが難しい

 現金主義は持っている現金の範囲内で買い物するはずが、

 持っていても使えない現金を別管理する必要が出てくる。

異議2・自分のお金を時系列でとらえることを避ける意図が見える

 借金が怖いのは分かるし、見えないものにひどい目に遭う危険を避ける点で、

 現金主義は優秀だが、生活の安定には視野が狭い。

 

日々の生活では収入を見込み、先月の支払いを準備することで生活の安定を図っている。

はっきり見えないから見ないでなく、

はっきり見えないから見つめる態度がより望ましいのではないだろうか。

ファイナンシャルプランナー 大森信侍 自己紹介

初めまして、大森信侍(おおもりしんじ)と申します。

ファイナンシャルプランナーとしては新人で、AFP取得を目指して勉強中です。

これから役に立つことを書いていきますのでよろしくお願いします。