ファイナンシャルプランナー大森信侍の日記

ファイナンシャルプランナー 大森 信侍(おおもり しんじ)がお金に関する事をつづる日記です。

終身保険の解約どき?

ごぶさたです。AFPを取得しましたが、仕事は別のことをして暮らしている状況です。

生活のお金サポートFPへの道はまだ模索中です。

 

さて、ネットで見かけた、医療保険についての記事が謎すぎるので、皆さんに謎を解いてほしいのです。まずは以下を一読いただきたい。

 

医療保険は「終身タイプ」が基本だ!~保険見直しの基礎知識(11)~|ザイスポ!|ザイ・オンライン 

 

収入保障保険と医療保険を混同していることも、不思議だが、

とにかく謎なのは、以下の記述だ。

 

保険期間の選択について、

「病気にかかる可能性は、若い時よりも年を取ってからのほうが多いことを考えれば、医療保険も終身型を選ぶのがいいでしょう」とある一方で、貯蓄性については、

「積み立て型には解約返戻金があります。そのため実質負担額は掛け捨て型の約半分の負担で済むことがあるのです」と言っていることだ。

 

高齢期の医療費対策として医療保険を検討しているはずが、解約するとお得な保険があると説明しているのだ。解約なしでも返戻金がある医療保険もあるが、上記の説明では解約返戻金についてのみ取り上げている。

 

混乱してきたので、改めて整理すると、

・終身ー掛け捨て(返戻金なし)

・終身ー積み立て(返戻金有)

 

この2つの比較をしていると思うのだが、記事では、

終身保険だけど、解約すればお得と言っているのだ。

医療保障が不要になる状況を私には思いつかなかったが、記事には

 

「例えば、病気で障害が残り、ご家族が在宅介護をすることになった場合、医療保険を解約し、その解約返戻金で可動式ベッドや車いすを購入することも考えられます。」

 

とされている。

はて、障害が残るほどの病気でも医療保険は使わずに取っておいて解約すればお得?なら保険部分はまるまる損なのでは?

 

やっぱりよくわからない記事でした。